4月に最もよく読まれた記事は泉谷氏による世界半導体市場の状況分析
2019年4月に最もよく読まれた記事は「3月、世界半導体はズタズタ!!〜東芝、サムスンに厳しさ」であった。これは泉谷渉氏のルネサス、東芝メモリ、Samsung、メガチップスなどの落ち込みを論じた記事で、製造装置メーカーの景気指数(フィラデルフィア指数)は上向きを示すことが今後の回復の速さを示しているとした。
次によく読まれた記事は、「光センサで日本は頑張る、ソニー・シャープが1位、2位」であった。これは市場調査会社IC Insightsがまとめた、IC以外の半導体製品O-S-Dの市場ランキングで、O (Optoelectronics)とS (Sensors)、D (Discrete)を合計した市場のランキングである。イメージセンサでソニー、シャープが頑張っている様子を描いた。
第3位の「ファウンドリが大きく落ち込む1Q19だが、TSMCは依然ダントツ1位」では、台湾系の市場調査会社TrendForceまとめた半導体ファウンドリのトップテンランキングを報じた。1位のTSMCが前年同期比17.8%減だが、これでもメモリの落ち込みよりはマシである。
第4位の「これから再起動をかける、東大を退官する桜井貴康教授」は、東芝出身の東京大学教授の桜井貴康氏が退官前に最終講義を行い、それを報じた記事だ。最終講義であるのにもかかわらず、これから第2の道を拓いて行くという話を聞き、その前向きな姿勢を報じた。
第5位「中国半導体製造恐るべし! 新興半導体メーカー経営者は在米数十年の国際人」では、服部毅氏による中国のファブレス半導体を動かす経営陣について述べている。