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8月に最もよく読まれた記事は、NANDフラッシュのランキング

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2017年8月に最もよく読まれた記事は、「NANDフラッシュランキング;東芝、2位を死守するも背後に影」であった。これは市場調査会社のTrendForce社傘下のDRAMeXchangeが発表した第2四半期におけるNANDフラッシュのランキングから解説した記事である。東芝は一時、Samsungに追いつこうとしたが、経営陣の判断の遅さから差を離され、下位のMicronから追いつかれようとしている様子を表している。

第2位「東芝とWD、共同投資を巡る見解の食い違い」では、東芝の四日市工場はSan Diskと共同で投資・設立したものだが、東芝側は小会社として切り出された東芝メモリがそれを運営している。一緒に仕事しているSan Disk(現在WD)を無視して、東芝経営陣は東芝メモリを売ろうしている。東芝メモリは、この先どのように共同で運営していくのであろうか。この歯がゆさを表した。

第3位は「ファブレス半導体ランキング、Broadcomのトップ続く」だった。このところ、ファブレス半導体のトップはBroadcomになっている。有線に強いAvagoが無線に強いBroadcom Corpを買収し、通信総合のBroadcom Ltd.となった。従来トップだったQualcommは、中国地場のプロセッサファブレス、SpreadtrumやHiSiliconらに押され、売り上げを伸ばせずにいた。

第4位「やっと東芝がWestern Digitalと優先交渉に」では、東芝はこれまで一緒に仕事してきたWestern Digitalに東芝メモリを売却の相手としても交渉できると報道された日経の記事を元に、経過を議論した。しかし、またすぐに経営会議でひっくり返され、銀行団を含め、東芝は依然として迷走している。

第5位「半導体の成長は止まると見誤った理由」では、7月19日に開催したSPIチュートリアルセミナーでの議論をまとめた。数字はグラフの見せ方によって、見方が分かれることを問題提起した。同じ数字を使っても、半導体の成長は止まった、あるいはまだ成長する、どちらにも見える。

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