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ファウンドリーメーカーが太陽電池分野に進出

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セミコンダクタポータルのコンテンツパートナー、アレグロ インフォメーション・インク(以下アレグロ)による、中国のエレクトロニクス・半導体・液晶分野のマーケット情報です。アレグロは、同社独自の調査及び、中国国家統計局、CCID、中国電子報、経済参考報、国際金融報などから得たフレッシュな情報をベースに、特に中国のIT、エレクトロニクス、半導体・液晶関連の情報収集・提供、分析、調査を行っています。今回、提供したのは、同社の月刊レポート「中国レポート:Electronics and Semiconductor China」の2006年6月号からの一部抜粋です。

 太陽電池がクリーンエネルギーとして着目されている。太陽電池と半導体の製造技術は共通点が多いため、特に半導体ファウンドリーメーカーは、低コストを実現した半導体製造プロセス技術を生かして、太陽電池分野に積極的に進出している。


2005年太陽電池メーカーシェア
太陽電池生産量(2005年)

*注:上記図表と本文は無関係です。


 UMC は、2005 年末に太陽電池専業メーカー「晶能科技」を設立した。
 SMIC は、2005 年より太陽電池事業に取り組み、既にドイツと日本の顧客を獲得して、2006 年4 月に量産を開始した。力晶(Power Chip )は、太陽電池メーカーの新日光に出資している。
 台湾は、得意とする半導体産業の強みを生かして、半導体をエネルギービジネスに応用するためのビジネスチャンスを探り、太陽電池産業を次の花形産業として育成させている。このため、独SolMic 社の定年退職者を迎え、台湾勢の太陽電池技術力の向上に取り組んでいる。台湾当局による資金投入(10 億台湾法疚36 億円)により、2008 年には300 トン、2010 年には1,000 トンの生産規模に達すると見込んでいる。2010 年の台湾太陽電池産業規模は600 億台湾法別2,160 億円)へと拡大すると予想している。UMC が設立した晶能科技は、主に太陽電池関連製品の製造を中心に事業展開していく。PCB 大手の欣興電子協理陳銘如氏が晶能科技の董事長(会長に相当)に就任、前寛柏光電副総経理韓宗立氏が総経理(社長に相当)に就任した。資本金は、2,000 万台湾法別7,200 万円)。
 SMIC は、スクラップウェハ(scrap wafer )の再利用を図りながら、半導体を低コストで製造するノウハウを利用して、太陽電池のファウンドリー事業に乗り出した。これに加え、同社は現時点でモノ不足が深刻化している多結晶シリコン材料の製造工場を構築する方針も打ち出している。
 実際、SMIC が太陽電池分野に参入した背景には、中国大陸の税関関連法にあるとみられる。中国では、スクラップウェハの輸出が禁じられているため、SMIC は量産以来のスクラップウェハをずっと倉庫に貯めていたという。2005 年より太陽電池市場が脚光を浴びていることを契機に、SMIC はスクラップウェハの在庫の再利用を図り、太陽電池への応用として事業に取り組んでいる。

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