セミコンポータル
半導体・FPD・液晶・製造装置・材料・設計のポータルサイト

10月の世界半導体装置販売額は一服か?

|

2020年10月における半導体製造装置の販売額は、日本製が前年同月比0.9%増の1823億9000万円、北米製が同26.9%増の26億4060万ドルであったが、前月比ではそれぞれ6.9%減、3.7%減となった。一休みなのか、中国市場への出荷が制限されることで減少し始めたのか、この段階では判断できないが、注意していくことになる。

日米半導体製造装置販売額の推移

図1 日本製および北米製の半導体製造装置販売額の推移


日本製の半導体製造装置販売額はSEAJの発表、北米製のそれはSEMIの発表によるもので、共に3カ月の移動平均値で表している。10月の移動平均値は、8月、9月、10月の単月の販売額の平均であるから、ここにきて低下することは10月単月ではもっと低下していることを示している。ただ、移動平均は過去からの大きな流れを見るのには適しているが、将来を見るのには適さないので、注意が必要である。

ただし、SEMI会長のAjit Manocha氏は「これからの数カ月は、業界大手が第4四半期も貿易摩擦や新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、好調であると述べていることから、成長の加速を再確認すべきだろう」と述べている。事実、製造装置業界トップのApplied Materialsの8〜10月期の売上額は前年同期比25%増の46.88億ドル、つぎの四半期(11〜翌年1月期)も今期よりも多い49.5億ドル±2億ドルを見込んでいる。

一方、日本トップの東京エレクトロンは7〜9月期での決算報告で、2020年10月〜2021年3月期は前年同期比2.1%増の6318億円を見込んでおり、通期(4月~翌年3月)で1年前より15.3%増の1兆3000億円を見込んでいる。ただし、年度前半の2020年4〜6月期は同31.4%増の6681億円と絶好調だったのにもかかわらず、後半は6318億円と前半よりも落ちるという保守的な見方をしている。昨年は後半の方が前半よりも販売額は大きかった。

参考資料
1. 北米製半導体製造装置が一足先に販売額のピークに達した (2020/10/23)

(2020/12/01)

月別アーカイブ