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CMOSセンサ市場は2022年までにCAGR8.8%で成長

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CMOSイメージセンサが今後、CAGR(平均年成長率)11.7%の数量と、金額ベース8.8%で成長していく。市場調査会社のIC Insightsがこのような予想を発表した。これまでも2017年に19%増の125億ドルを記録し、8年連続プラス成長となった。もちろん2018年もさらに10%増の137億ドルに成長すると予想している。

グラフ CMOS Image Sensor Sales March Higher into Next Decade

図1 CMOSイメージセンサの成長実績と予測 出典:IC Insights


同社が予測したCAGRは、2017年から2022年までの5年間に渡る予想の数字である。2022年には数量ベースで90億個を超え、100億個に近づき、金額ベースでは190億ドル(2兆円強)となる。

CMOSイメージセンサは、CCDイメージセンサを数量・金額とも抜き去り、デジタルカメラはスマートフォン用カメラから、さらに用途を広げている。数量ベースでCMOSとCCDとの割合は、CMOSが2007年ですでに63%を獲得しており、2012年には64%に微増したが、2017年には81%にも達した。金額ベースでのCMOSとCCDの割合はさらに顕著で、2007年にCMOSが54%だったが、この比率は年々高まり、2012年に74%に増え、2017年には89%にも上昇した。

その伸びは、スマホ市場の成熟化により2016年は6%成長にとどまったが、2017年は他分野での広がりに加え、スマホ1台でも表裏の両面2個使うようになったため増加した。前年比19%増の125億ドル規模に成長した。

CMOSイメージセンサの性能は大きく改善し、夕方から夜にかけての暗闇でも撮れるカメラや、高速フレームレートでの動作、高解像度などセンサ性能が向上した。加えて高機能化も進み、監視カメラ、クルマやロボットのマシンビジョン、人物認識、ジェスチャー動作のインタフェース、VR/AR用、医療機器などにも使えるようになってきた。

今後最も大きな伸びが期待される市場は自動車向けであり、2022年までのCAGRが38.4%、と最も大きい。2022年にはCMOSイメージセンサ全体の15%にあたる28億ドルになる。これに対して携帯電話カメラは2017年にはCMOSセンサ全体の62%の市場を占めていたが、22年にはその市場比率は45%に低下すると予測している。その売上額のCAGRは22年までに2%しか伸びず、売上額86億ドルにとどまるとしている。

(2018/05/10)

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