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半導体製造装置、日本製・北米製とも販売好調続く

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日本製と北米製の半導体製造装置の8月販売実績が出そろった。共に売り上げ安定で推移している。SEAJ(日本半導体製造装置協会)とSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)が発表した販売額は、それぞれ前年同月比41.9%増の1621億円、同27.7%増の21億8200万ドルであった。

図1 世界の半導体製造装置は依然として高値安定 出典:SEAJ/SEMIの数字をセミコンポータルがプロット

図1 世界の半導体製造装置は依然として高値安定 出典:SEAJ/SEMIの数字をセミコンポータルがプロット


台湾の市場調査会社TrendForceによると、第2四半期(4〜6月期)におけるSamsungの3D-NANDは投資の効力が表れ生産能力の40%に達しているが、東芝-Western Digitalはまだ10〜15%にしか達していないとみている。Micron-Intel組は2016年第2四半期から3D-NANDを生産してきており、2017年の第3四半期には40%を超えるという。東芝は財務問題のため投資が遅れ、東芝メモリでSamsungから差を広げられ、Micronからは差を詰められている。

半導体製品市場は、今年の2月以来、1年前との比較、すなわち前年同月比でずっと7月まで20%成長を続けている。昨年の8月はようやく前年よりもわずか2%増えただけの284億ドルでしかなかったために、8月も好調に推移することは間違いないだろう。これを受けて、製造装置も同様に売り上げの安定が続くとみられる。

(2017/09/28)

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