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スマホ出荷台数は2016年6000万台の純増に、17年は7500万台へ

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2016年のスマートフォンの出荷台数は前年比4%増の14億9000万台になりそうだと市場調査会社のIC Insightsが発表した。4%増という数字は、スマホ市場が飽和したように思われるが、台数ベースでは6000万台という大きな台数の純増になる。

図1 スマホの出荷台数見通し 青い線は全携帯電話のうちのスマホの割合、赤い線はスマホの出荷台数 出典:IC Insights

図1 スマホの出荷台数見通し 青い線は全携帯電話のうちのスマホの割合、赤い線はスマホの出荷台数 出典:IC Insights


2017年は5%増、すなわち7500万台増の15億6500万台になると予想している。IC Insightsは2020年まで2桁成長になることはないが、着実に出荷台数の純増を見込んでいる。

2016年の第4四半期は、四半期ベースでこれまで最大の4億3700万台に達すると見ている。携帯電話をスマホといわゆるガラケーに分けると、携帯電話市場全体の80%をスマホが占めている。スマホの割合は2013年に54%だったが、2020年には90%に達すると予想している。

スマホは2020年まで1桁ながら成長していくが、ガラケーはマイナス成長、すなわち縮小していく。すでに2016年のガラケーの成長率は22%減と見ている。2015年は30%減だった。2017年は26%減と見ており、ガラケーの衰退は著しい。

IC InsightsはICをけん引する携帯電話市場の見通しを調査し、2017年版の発行準備をしている。

(2016/11/11)

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