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スマホの出荷台数、2015年は10.4%の伸び

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2015年におけるスマートフォンの出荷台数は、前年比10.4%増の14億3650万台になりそうだ、とIDCが発表した。2014年は同27.5%増だったから、少しブレーキがかかった格好である。しかし、その中でも年率50%を超す大きな伸びを示すタイプもある。

表1 2015年のスマートフォンの予測 台数の単位は百万台 出典:IDC

表1 2015年のスマートフォンの予測 台数の単位は百万台 出典:IDC


IDCは年に何回か、スマホの出荷台数予測を行っているが、5月には11.3%増という予測を立てていた。今回は若干の下方修正したことになる。スマホ市場をけん引してきた中国市場が欧米と同様に成熟したことによるとIDCは見ており、中国における今年のスマホの出荷量はわずか1.2%増としている。2014年の中国の成長率19.7%から見ると踊り場に来たと言える。しかし、それだけではない。最近の中国経済の明らかな減速と関係しており、景気の変調ともいうべきであろう。中国経済は元々外国資本が中国に工場や店舗・ビルを建設・運営してきたことがGDPをけん引していた。2009年ころはGDPの約4割が外国資本によるものだった。外国資本が引き上げると中国経済は大きく減速する。

中国に替わって最近注目を集めている国がインドやベトナムだ。特にインドは、半導体工場建設やモノづくりに熱心になっている。自国でのモノづくりに加え、外国資本による製造業への期待も大きい。消費市場としても伸びており、スマホの成長も見込むことができる。

OS別で見ると、やはりAndroidが最大で、9.9%増の11億6430万台、次が16.1%増のApple iOSの2億2370万台となっている。Windows Phoneはこれまでも大きく伸びてこなかったが、2015年も5.8%増の3690万台に留まると見ている。ただし、2019年までの予想では、Windows Phoneの伸びが最も大きく12.8%のCAGR(年平均成長率)としており、IDCのWindows Phoneに対する期待は過剰かもしれない。

スマホの中で最も大きく伸びるだろうと予想される画面サイズは5.5〜7インチのファブレット(Phablet)だろう。IDCは、5.5〜6インチのファブレットは2015年に84%の伸びを示すと予想する。ファブレット全体で2019年までに出荷台数の71%を超えると見ている。通信機器メーカー最大のEricssonは毎年市場調査レポートを発表しているが、ウェブブラウジングやSNS、通話などにおいて5〜6インチのファブレットへの消費者の要求が最も強いという調査結果を得ている(参考資料1)。

IDCは2019年までにスマホ全体の出荷台数はCAGR7.9%で伸び、最終年には19億台に達すると予想している。

参考資料
1. 「2015年後半の半導体市場展望」、半導体市場レポート2015年7月版(pdf版)、セミコンポータル発行(2015年7月)

(2015/08/26)

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