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9月の世界半導体売上額、予想的中、史上最高の315億ドル

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2014年9月における世界の半導体売上額は、セミコンポータルが10月21日に予想したように(参考資料1)過去最高となり、315億ドルを突破した。これはWSTS(世界半導体市場統計)が最近まとめた数字である。

図1 世界半導体売上額の推移 出典:WSTS

図1 世界半導体売上額の推移 出典:WSTS


先日、米国の半導体工業会(SIA)が発表した数字は3ヵ月の移動平均で表した9月の売上額は290億ドルであった。長い年月範囲を見る場合には3ヵ月の移動平均は意味があるものの、直近で景況を知りたい場合には過去3ヵ月の平均値を求める「移動平均」ではもはや意味を持たない。むしろ単月の動向の方がより現実に近い。

しかも世界の半導体売上額の推移においては、四半期の最後の月にピークが来る、という特徴がある。3月、6月、9月、12月がピークの月になる。これは、四半期ごとのP/L(損益)見直しを行う企業が多いことを反映している。企業は、好調な四半期がはっきりしたら、最後の月に経費を使い、より多く製品・部品を購入するからだ。

この特徴をつかんでいるため、7月、8月の数字が過去の同月に比べ最高で、しかも直近で景気が急速にしぼんできたという兆候もなかったから、300億ドルを超えることをセミコンポータルは予測できたのである。

この傾向をつかんでいれば、10月、11月は9月よりも低い数字になることがわかる。ただし、前年までの月よりは多い数字となりそうだ。まだ、上昇傾向からまだ外れていないからだ。

参考資料
1. 世界の半導体16か月連続成長、9月は過去最高額300億ドルを突破しそう (2014/10/21)

(2014/11/18)

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