Semiconductor Portal

HOME » セミコンポータルによる分析 » 市場分析

シリコンウェーハ面積、2014年は過去最高になりそう

SEMIは2014年から2016年にかけてのシリコンウェーハの出荷量予測を発表した。これによると、2014年のシリコンウェーハ面積は前年比7%増の94億1000万平方インチになる見込みである。

図1 シリコンウェーハ面積の推移 縦軸の単位は百万平方インチ 出典:SEMIが発表した数字をセミコンポータルが加工

図1 シリコンウェーハ面積の推移 縦軸の単位は百万平方インチ
出典:SEMIが発表した数字をセミコンポータルが加工


SEMIのプレジデント兼CEOのデニー・マクガーク氏は、今年のシリコン出荷量は強く伸びており、史上最高になる、と見ている。2015年、2016年も堅調に伸びていくとする。

シリコンウェーハの数字は、実は四半期ごとに発表されてきた数字と違うが、これについてSEMIは何もコメントしていない。四半期ごとの発表数字を合計すると、2012年は90億3100万平方インチで、2013年は90億6700平方インチだった(参考資料1)。今回発表した数字とは少し異なっている。

ただ、ウェーハ面積の傾向としては、2010年にピークを迎えた後はずっと2013年まで横ばいで、しばらく足踏み状態が続いていた。2010年のピークは2008〜2009年のリーマンショックからの急速な回復で起きたもので、それ以降は調整局面だった。2013年に上昇傾向が見られ、2014年に飛躍する出荷量は、これまでのWSTSの統計データからも納得できるものである。

参考資料
1. 2013年のSiウェーハ、面積は変わらず金額は14%も減少 (2014/02/14)

(2014/10/14)
ご意見・ご感想

HOME