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アップルが半導体購入企業のトップに、34.6%増の172億ドル分を11年に購入

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米国市場調査会社のガートナー(Gartner)は、2011年における半導体ユーザーの最大企業が前年のHP(ヒューレット-パッカード)からアップル(Apple)に移ったと発表した(参考資料1)。アップルが設計時に購入を決める半導体の総額は2010年の128億1900万ドルから172億5700万ドルと34.6%増加した。

表1 半導体購入企業ランキング 設計TAMベース
出典:Gartnerのニュースリリースをセミコンポータルが編集

表1 半導体購入企業ランキング 設計TAMベース

注)ノキア、ソニーはそれぞれノキアシーメンス、ソニーエリクソンの分は含まない


この統計は電子機器メーカー(半導体のユーザー)が設計した全電子機器製品に含まれる半導体製品の総額を表す「設計TAM(total available market)」という指標でみたもの。一口にTAMという言葉には2種類あり、設計TAMと購買TAMがある。購買TAMは電子機器を製造している企業が購入する金額の総額である。製造だけを請け負うEMS(Electronics Manufacturing Service)が購入する半導体を含む指標が購買TAMである。もちろん、設計も製造も1社が行う垂直統合企業の場合は、設計TAMも購買TAMも同じである。

昨年の市場をけん引した製品は、スマートフォンとタブレット、SSDだという。このためアップルやサムスンのようにスマホを伸ばしたメーカーは伸び、ノキアやLG、パナソニックなどは順位を落とした。前年第3位だったアップルの躍進を支えた製品はスマホだという。

DRAMを大量に購入するのはパソコンメーカーであり、DRAM価格が下がったためパソコンメーカーのDRAM購買額は下がった。アップルでさえ例外ではないはず。しかし、アップルは、MacBook Airを伸ばしたため、DRAM価格の下落にもかかわらず、パソコン向けのDRAMの購買額を伸ばしたとしている。

この表にはないが、購買TAMのトップ3社はEMSのような契約ベースの製造専門メーカーだという。今後、半導体ベンダーは設計メーカーだけではなく、EMSが多い中国などにおける製造ネットワークにも気を配るべきだと、ガートナーは見ている。

参考資料
1. Gartner Says Apple Became the Top Semiconductor Customer in 2011 (2012/01/24)

(2012/01/26)

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