半導体産業に見られる中国の内陸都市の成長
今日の中国の半導体産業は、北京・天津デルタ地域、揚子江デルタ地域、珠江デルタ地域、そして西部デルタ地域に集積したビジネスレイアウトを中心としている。それが最近、あらたな変化が見られだした。北京や上海のような大都市ではなく、より内陸の都市、西安や成都志向が見られ始めている。
この背景には、第10次5カ年計画(2001〜2005)において、中国の科学技術省が7つの制定都市に国家半導体デザイン集積地を構築したことがあげられる。中国政府はインフラや財政面でのインセンティブについての改善を約束した。その成果が表れ出したのである。
世界の主要半導体企業による中国の主な投資プロジェクト
出典:FSA Semiconductor Insights Asiaより
![世界の主要半導体企業による中国の主な投資プロジェクト](/archive/editorial/industry/img/INC20070219-03a.gif)
国家半導体デザイン集積地域のオープンテクノロジ
出典:FSA Semiconductor Insights Asiaより
2005年の中国への投資額は80億ドルと、CCIDは推定している。そのトップにあるのが台湾、次いで米国、韓国、欧州と続く。
*出典はFSAのSemiconductor Insights Asia