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TIの首位続く、アナログICの世界ランキング

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2017年におけるアナログIC半導体の世界トップ10社ランキングを米市場調査会社のIC Insightsが発表した。これによると、1位から10位までの順位は2016年と変わらず、トップのTI、2位のADI、3位Skyworks、4位Infineon、5位STと続いた。6位以下は10位まで、NXP、Maxim、ON Semi、Microchip、ルネサスとなっている。

表1 2017年における世界アナログIC半導体ランキング 出典:IC Insights

Leading Analog IC Suppliers ($M)


NXP Semiconductorの1%減、Maximの7%増以外は全て2桁成長を果たしている。伸びが最も大きかったのは、ON Semiconductorの35%増で18億ドルに達した。これはFairchild Semiconductorを買収したことの効果が大きい。また、NXPの売り上げが減少したのは、ディスクリートや標準品部門をNexperiaというブランド名で分社化したためだ。そのNexperiaは、中国のJAC CapitalやWise Road Capitalなどのファンドに売却された。

アナログ半導体はプレイヤーが極めて多く、1位のTexas Instrumentsは2位のAnalog Devices社を2倍以上引き離す「ダントツ」の99億ドルを稼ぎ出したが、市場シェアは18%しかない。9位のMicrochip Technologyと10位のルネサスエレクトロニクスのシェアは共に2%しかないが、いずれも企業を買収した結果でこの程度だから、市場がいかに広いかがわかる。アナログ半導体市場全体545億ドルの内、上位10社が占めるシェアは59%にとどまっているが、企業買収によってわずかながら寡占化の方向に向かっている。アナログ半導体と違い、最もひどい寡占化された製品はDRAMで、わずか3社で95%以上の市場を握っている。

なお、1位のTIはアナログ半導体の製造に300mmウェーハを使っており、200mmウェーハと比べ量産品だと40%のコスト優位性がある。TIのアナログ製品の約半分が300mmプロセスで生産されている。

2位のADIは、2017年に14%増の43億ドルを売り上げたが、ここにはLinear Technologyを買収した成果も含まれている。

(2018/05/08)

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