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禿節史のデザインフィロソフィ

「鶏(ニワトリ)が先か、卵が先か」という議論は、半導体分野においては「市場のニーズが先か、研究開発シーズが先か」ということになろうか。 [→続きを読む]
シャープは2012年9月15日に記念すべき100周年を迎えた。だがそのシャープが深刻な経営不振に陥っている。その原因として、堺工場への無謀な投資とそれに伴う高額の負債、経営陣のリーダーシップの欠如などさまざまな分析がなされている。今、経営の立て直しの途上であり、再建の一助となればと思い筆を執った。 [→続きを読む]
最近、電機産業の凋落が伝えられている。かつて世界に君臨した日本の電機メーカーはなぜ没落したのだろうか。どうすれば回復できるのか、考察してみよう。(注1) [→続きを読む]
ヒッピーのような姿をした一人の外国人が東京のJR市ヶ谷駅前にあるシャープ東京支社(現東京市ヶ谷ビル)へ入って行った。背広姿を見慣れている受付嬢は一瞬驚いたが、笑顔を作って要件を聞くと「ドクターササキに会いたい」という。ドクターササキとは、当時シャープの副社長で東京支社長の佐々木正博士(注1)であることはすぐにわかった。 [→続きを読む]
技術コンサルタントの仕事の一環として、共同研究のマッチングを目的に大手企業の研究部門幹部を伴って産業技術総合研究所を訪問したとき、数々の優れた研究成果をあげているグループリーダーから聞いた話である。彼が研究成果をウェブ上で発表すると一番先に飛んでくるのが韓国の企業だという。一方、日本企業からの打診はほとんどなく、過去に付き合いのあった企業を回って丁寧に技術紹介を行っても、ほとんど反応がないという。この話を聞いて昨今の日本企業の元気のなさに改めて危機感を持った。 [→続きを読む]
塩野七生氏(注1)といえば、古代ローマを描く『ローマ人の物語』15巻(新潮社)を15年間かけて書き上げた人物として知られている。彼女の「文藝春秋」巻頭随筆が二冊の新書(注2)になって最近出版された。古代ローマ人を15年間も見続け、ローマでの生活が40年間にもなる彼女の目から見た日本人に向けた随筆である。 [→続きを読む]
2010年新春にあたり、今年の電子機器産業を展望してみる。米国のサブプライムローンに端を発し、2008年9月のリーマンショックによる金融危機で日本経済も大きく後退した。お金は経済の潤滑油として不可欠ではあるが、本源的な価値の創造は金融商品によるお金のやり取りではなく実業部分において作られる。その意味でもわが国の電子機器産業が元気になり価値創造を行うことが求められている。幸いにして今年のわが国の電子機器産業を取り巻く状況は近年になく非常に明るい。 [→続きを読む]
新政権になって行政刷新会議の「事業仕分け」のドタバタを見ながら、わが国の持っている宿痾(しゅくあ)のようなものを感じた。本来はトップが方針を明確に示して、担当者の事業仕分け人が実務を行うべきであるが、国全体の方針が明確になる前に作業が始まっている。産業、防衛、教育、医療、先端研究など国としての政策が決っていないことをよいことに虎の威を借る狐が我がもの顔に跋扈(ばっこ)する。ノーベル賞受賞者の野依良治氏がスーパコンピュータの予算カットに対し「歴史の法廷に立つ覚悟あるのか」と痛烈に批判したと報道されている。 [→続きを読む]
秋祭りの季節、トトン・トントンと太鼓の音が聞こえてきます。地元の古い由緒ある神社から朝10時に町内会が主催するこども神輿(みこし)が出発し、お神輿を担ぐ子供、太鼓を叩く子供、屋台を引く子供達でお神輿の周りは大騒ぎです。 [→続きを読む]
年が改まって平成21年の新春を迎えた。近くの公園では寒い中で準備をしてきた紅梅が可憐な花を咲かせており、気持ちの和むひとときである。電子・情報・通信関連分野の技術コンサルタントをしている関係から、ベンチャー企業や中堅企業を訪問し経営者の方と話をすることも多く、そのような方々との話の中から各経営者の独自性と共に仕事ができる人に共通する点を目の当たりする機会が多い。 [→続きを読む]

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