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11月に最もよく読まれた記事はNANDフラッシュのランキング

2022年11月に最もよく読まれた記事は「2022年3Q売上額でキオクシア、SK Hynixを抜き返す」であった。22年2月にキオクシアの工場でコンタミネーションの事故が発生、工場を停止したことにより、第2四半期に生産量でSK hynixに抜かれたが、第3四半期で抜き返したことを報じた。

第2位の「日本発ファウンドリのラピダス社、最初から2nmノードを目指す」は、日本の半導体製造において、世界のトップと並ぶプロセスノードのICチップを開発・量産するファウンドリ会社が立ち上がった。経済産業省が後押しする形で民間企業として出発した。

第3位「日本政府がベルギーimecと技術提携交渉、さらには研究所を日本に誘致か」は服部武氏のブログで、日本政府がimecの誘致にも動いているのかもしれないという記事。12月6日にimecがラピダスと2nmプロセスノードの共同開発で提携したことをセミコンポータルでも伝えた(参考資料1)が、経産省とベルギーのフランダース地方政府も提携に調印している。

第4位「メモリ不況確定だが、次の半導体好況期に向けた投資、減税、誘致など活発」では、メモリの在庫が十分すぎるほどたまって在庫調整期に入っているが、この不況は一時的なものという見方が多く、未来に向けた半導体投資や地域での誘致活動などが盛んになっていることを伝えた。

第5位「半導体に暗雲、メモリ市場の下落始まる!〜中国では過去最多3470社が倒産」は泉谷渉氏のブログで、中国の半導体企業の実態を伝えている。

参考資料
1. 「ラピダス、2nmノードの研究開発でimecと戦略的技術提携」、セミコンポータル (2022/12/07)

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