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中国の半導体組立装置およびテスター産業の実態

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2006年の中国半導体製造装置市場は前年倍増成長

 2006 年の中国の半導体製造装置市場は前年比101.3%増と倍増成長となった。この成長率は2001年に次ぐ。2001 年には、2000 年に比べて151.2%増の11.2 億米ドル(約1,344 億円)になった。2006 年には、2005 年に比べて101.3%増の189.6 億元(約3,034 億円)になった。組立装置市場は89.7 億元(約1,435 億円)、伸び率は117.2%で、半導体製造装置全体の47.3%を占めている。

 2009 年には、中国の半導体製造装置市場は34 億米ドル(約4,080 億円)になる見込みで、世界市場シェアが現在の6%から7%に上る見込みである。


中国半導体製造装置市場規模
(出典:アレグロ・インフォメーション 「中国のエレクトロニクス半導体」2007年7月号より)
中国半導体製造装置市場規模

 現在、中国の組立装置とテスタメーカーは60 社に達している。代表的な大中規模の企業は20 数社である。年間の生産台数が200 台を超え、売上げが3,000 万元(約4 億8,000 万円)以上の規模の会社もあるが、大半は年間生産台数100 台で、売上規模が500 万元(約8,000 万円)前後の会社である。従業員数は、一般的に100 人前後で一部の大規模会社で200 人前後である。企業形態については、国有企業、共同出資、独自出資である。
 国有企業の方は、比較的広範囲の組立装置を生産しており、幅広い技術を有し、従業員数も多い。共同出資や独自出資の企業は、従業員数が比較的に少ないが、売上規模は比較的大きい。
 2006 年の中国の半導体組立装置とテスターの産業規模は1,979 台(セット)で、売上規模は7.0 億元(約112 億円)で、その上位10 社の合計売上げは、3.8 億元(約61億円)と54%を占めている。
 今日、中国の組立とテスター産業は上海に産業クラスターとして形成している。
 西部の成都は第2の産業クラスターとして形成されつつある。さらに、西安が次の重要な拠点として着目されている。

中国主要組立装置メーカーとテスターメーカー


セミコンダクタポータルのコンテンツパートナー、アレグロ インフォメーション・インク(以下アレグロ)による、中国のエレクトロニクス・半導体・液晶分野のマーケット情報です。アレグロは、同社独自の調査及び、中国国家統計局、CCID、中国電子報、経済参考報、国際金融報などから得たフレッシュな情報をベースに、特に中国のIT、エレクトロニクス、半導体・液晶関連の情報収集・提供、分析、調査を行っています。今回、提供したのは、同社の月刊レポート「中国レポート:Electronics and Semiconductor China」の2007年7月号からの一部抜粋です。

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