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日米半導体製造装置販売額、好調さをキープ

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半導体製造装置はこのところ伸び続けていたが、8月はちょっと一服、という感じになった。北米製半導体製造装置は前年同月比37.6%増だが前月比では5.4%減となった。これに対し日本製のそれは前年同月比では30.4%増、前月比でも2.1%増の微増となった。中期的には日米とも1年前よりは30%以上も伸びており好調さを維持していると表現できる。

図1  日本製および北米製の半導体製造装置販売額の推移

図1 日本製および北米製の半導体製造装置販売額の推移


北米製半導体製造装置の販売額は8カ月連続で成長しており、むしろ通常というレベルではなかった、とSEMIプレジデント兼CEOのAjit Manocha氏は述べており、8月はやや軟化したように見える。しかし、前年同月比で見る限り大きく成長しており、好調さはまだ続いていると同氏は言う。

日本製の販売額の乱高下のような様相は、多くの企業の年度末である3月末の支払いが急増した結果であり、全ての数字は移動平均で表しているため、3月、4月、5月には全て3月の販売額が含まれている。むしろ3月の数字は例外的に大きく、その分を外した6月、7月8月は一見低下したように見えるが、1年前よりは28〜38%という成長率である。やはり好調さはまだ続いていると表現できる。

参考資料
1. 「7月における日米半導体製造装置販売額、上り調子は変わらない」、セミコンポータル (2021/08/26)

(2021/09/22)

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