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デジタル広告用・教育用ディスプレイ市場は、2010年には130億ドル規模に

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 デジタル広告用・職業向けディスプレイの市場は、2005年の109億ドルから、2010年には130億ドル規模と、今後年平均成長率3.6%となるとの見通しがiSupply社より発表された。

 液晶ディスプレイは価格下降が著しいが、デジタル広告や職業用ディスプレイは台数ベースでの年平均成長率(2005年〜2010年)が24.1%と強気の見込みとなっている。

 2006年Q2の同市場は、前期比5%増の26億ドルとなった。iSupply社では、同市場の伸びを年平均成長率3.6%と見ているが、四半期ベースでの推移もこのシナリオに合致している。

 同ディスプレイの伸びを支えているのは、単にデジタル広告用ディスプレイの室内用。室内用ディスプレイは出荷台数だけでなく、新しい用途も開拓されていることが市場を伸ばした要因となっている。

 室内用デジタル広告ディスプレイの新規用途としては、レストラン、美術館、ホテル、カジノ、. 映画館、劇場、展示会、銀行などが挙げられる。iSupply社では、室内用デジタルディスプレイ市場は2006年の29億ドルから、2010年には40億ドルに伸びると予想している。


デジタル看板用・職業用ディスプレイ出荷台数予測


 プロ用ディスプレイマーケえとで大きく伸びているのが教育分野であり、特に小中高(K-12)や大学のAV分野向けが大きい。特に新興地域での成長が著しく、アジアパシフィック、中国、ラテンアメリカ、中近東アフリカ(EMEA)などが需要を牽引している。

 教育用デジタルディスプレイ市場は2006年の21億ドルから2010年には33億ドルに成長するとiSupply社は予測している。
 2006年のQ2、教育ディスプレイ市場は5億1500万ドルの売上となったが、夏季休暇中にSVGA、XGA対応の新規プロジェクターが学校に設置されたことが売上に繋がっているという。

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