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半導体製造装置の1月B/Bレシオが上昇から降下へ

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日本製半導体製造装置のB/Bレシオ(販売額に対する受注額の比)が0.91に下がったことを日本半導体製造装置協会が発表した。受注額が販売額よりも少ない(1.0未満)ことは今後の製造装置の受注が少ないことを意味している。

SEAJ 2008年1月度BBレシオ 日本製半導体製造装置(3ヶ月平均)


2007年9月以降、B/Bレシオは2007年12月までは0.73から徐々に上昇し0.99まで上がってきたが、2008年1月になって下がってきた。B/Bレシオだけで今後の景気を占うことには無理がある。このグラフを見てわかることだが、販売額が下がっているものの受注額はそれほど伸びていない。

前回、B/Bレシオが上昇しているからといって真の回復ではないことを述べた。受注額の絶対値が全く伸びていないことをベースにこう言い切ったが、今のところこの傾向は変わっていない。

すなわち、受注額が伸びていないことから、今年の半導体製造装置売り上げは急速に伸びないことを警戒しておくべきだろうということになる。

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