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AIの世界市場規模は2025年に15兆円規模に

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AI産業は2017年の60億ドルから2025年までに1360億ドル(約15兆円)の市場規模になると市場調査会社のTracticaが発表した(図1)。ハードウエアとサービスの伸びと金額が、ソフトウエアのそれらよりも大きく増えそうだと見ている。

図1 AIビジネスは2025年までに1360億ドルに成長 出典:Tractica

図1 AIビジネスは2025年までに1360億ドルに成長 出典:Tractica


Tracticaは、AIの到来によって幅広い領域で採用されることになろうという。通信や民生、公共事業、ビジネスサービス、ヘルスケア、小売りなどのAI市場が見えている。AIはデジタルトランスフォーメーションにIoTと共に使われる技術であり、特にアジア太平洋地域(APAC)では、医療・ヘルスケアや農業、教育の分野で威力を発揮する。AIが病気を治療し、みんながヘルスケアの恩恵にあずかれるようになり、農業では作物の生産効率を上げ、個人ごとのレベルに応じた教育を受けられるようになる。もちろん、企業活動が活発な通信や小売業、広告業、自動車産業、サービス事業、民生市場なども売り上げが上がり経済が活発になる。

今後10年後にはAPACがAI市場の先頭に立つとみているが、世界の人口の60%を占めるためだ。Tracticaの分析では、APACの中のリーダーは中国で、2番手が日本、3番韓国、そしてインド、台湾、シンガポールが続くと見ている。特にAPACの中で、中国は70%を占めるようになると見ている。

(2018/12/20)

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