セミコンポータル
半導体・FPD・液晶・製造装置・材料・設計のポータルサイト
セミコンポータル

半導体製造装置はバブルから穏やかな成長へ

|

2018年10月における日本製および北米製の半導体製造装置の販売額が少し落ちてきた。日本製は前月比6.5%減の2001億1300万円、北米製は1%減の20億5910万ドルとなった。日本製はSEAJ、北米製はSEMIが発表した数字である。共に3カ月の移動平均値となっており、10月の数字は8~10月における平均値となっている。

図1 日本製・北米製の半導体製造装置の販売額 出典:SEMIおよびSEAJの数字を元にセミコンポータルが加工

図1 日本製・北米製の半導体製造装置の販売額 出典:SEMIおよびSEAJの数字を元にセミコンポータルが加工


日本製も北米製の半導体製造装置ともに2018年の5月をピークに下降気味になっている。日本製は、上がったり下がったりしてピーク値2217億9800万円の9.8%減となっているが、北米製の半導体製造装置は5月をピークにずっと下降線を行っており、5月のピーク値27億230万ドルからは24%減となっている。

この状況をもっと詳細に知るために、日本製、北米製とも昨年実績と比べてみよう。日本製製造装置は前年同月比で29.5%増と依然として高い位置だが、北米製はわずか2%増にとどまっている。北米製装置は、5月に前年同月比で19%増と高かったが、それ以降は8%増、4.8%増、2.5%増、1.2%増とやってきて10月にようやく2%増とわずか巻き返しただけに留まる。半導体製造装置はメモリバブルを終え、その成長率は穏やかになってきたといえる。

参考資料
1. 半導体製造装置はやはり第2四半期は一服に (2018/09/11)

(2018/11/27)

月別アーカイブ

Copyright(C)2001-2024 Semiconductor Portal Inc., All Rights Reserved.