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2018年の世界半導体トップ15社ランキング見込み、市場は16%成長へ

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2018年における世界半導体メーカーのトップ15社ランキング見込みを市場調査会社IC Insightsが発表した。やはりメモリバブルの影響が今年も続いており、1位のSamsungをはじめ、メモリメーカーが上位にやってきた。

表1 2018年世界半導体メーカーの販売額ランキング見通し 出典:IC Insights

2018F Top 15 Semiconductor Leaders ($M, Including Foundries)


メモリメーカーの中で最も大きな伸びを示しそうなのは、SK Hynixの41%増で、売上額377億ドルが見込まれている。成長率が次に大きな企業はNvidiaの37%増で、AIが大成功したことによる。3番目に大きな伸びはMicronの33%増、Samsungの26%増へと続く。東芝はNANDフラッシュとその他の半導体を含めており16%増にとどまっているが、NANDフラッシュだけならもっと伸びは大きい。

東芝メモリは東芝が40%の株を買い戻したため、ベインキャピタルグループのパンギアが50%を握り、残りの10%はHOYAが握っている。東芝メモリと同じ施設を使ってNANDフラッシュメモリを製造しているWestern Digitalは21%増の伸びを見せ、94.8憶ドル(1兆円超え)に到達しそうだ。

結局、2018年も2017年と同様、メモリバブルの影響を受けて、メモリメーカーだけ(例外はNvidia)が儲かる1年になりそうだ。そのメモリは主にスマートフォンとパソコンの数量に影響されてきたが、伸びをけん引してきたのはスマホだった。しかしメモリ単価の高騰が今年の前半まで続いてきたことによりスマホ価格も上げたためスマホの台数が出ず、メモリ以外のスマホ向け半導体が全く振るわなかった。アプリケーションプロセッサのQualcommは3%減の164.8億ドルになり、基幹基地局に強いBroadcomは4%増の184.6億ドル、スマホ用CMOSセンサに特化してきたソニーは2%増の80.4億ドル、通信用半導体を主力ビジネスとするファウンドリのTSMCは6%増の342億ドルと振るわなかった。

市場が完全に飽和したパソコン用CPUのIntelは、逆風の中で14%増の701.5億ドルと健闘した。アナログのTexas Instrumentsも8%増の149.6億ドルと健闘した。Infineon Technologiesはクルマ用、工業用に向け92.5億ドルで14%も成長を遂げた。圏外の16位はMediaTekで、わずか1%増の79億ドルにとどまった。残念ながら、ルネサスエレクトロニクスは、減収減益で営業利益率も1ケタ台に戻ってしまったため、20位に入っているかどうか、というところだろう。

これらトップ15社の成長率は18%だが、半導体全体では16%の伸びだとIC Insightsは見ている。

参考資料
1. 2018年上半期世界半導体トップ15社ランキング (2018/08/21)

(2018/11/13)

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