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2018年も製品別伸び率が高いのはいまだにDRAM

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市場調査会社のIC Insightsは、33項目のIC製品の内28製品がプラス成長、さらに16製品が2桁成長、そして7製品分野がICの予想成長率16%よりも高い成長を遂げるという予想を発表した(参考資料1)。

表1 2018年のIC製品33種類の予想成長率 16製品が2桁成長 出典:IC Insights

表1 2018年のIC製品33種類の予想成長率 16製品が2桁成長 出典:IC Insights


IC製品分野の中で最も高い成長を示すのが今年もDRAMとなった。DRAMの生産量は需要にまだまだ追いつかない。成長率が77%とバブルのような様相を示したDRAMは少しは下がったものの、まだ単価の上昇が続き39%成長が見込まれている。単価の上昇は第4四半期にはピークを迎えると見ているが、供給量を全く増やしてこなかった2017年に対して今、SK Hynixは、懸命に生産量を増やし市場シェアを広げようとしている。なにせHynixとSamsungのライバル意識は、犬猿の仲と言っても言い過ぎではないくらい強い。SamsungがDRAMラインへの投資額を確保したものの装置の運転を見送ってきた気配があり、生産量は全く増えなかった。

昨年はメモリメーカーがみんな3D-NANDフラッシュの投資に費やしたためDRAMまで力が及ばなかったことはある。このため製造装置メーカーは3D-NAND用の装置で潤った。歩留まりは向上するようになると、もはや3D-NAND向けの装置は一段落することになった。最近になり、DRAMメーカーはゆっくりと生産量を上げつつある。IC Insightsは、DRAMの平均単価は間もなくピークを迎えるとみており、生産数量と共に値下がりし、むしろ市場は広がると見ている。

DRAMの次に伸びるICは自動車向けの専用ロジックLSIで29%成長するとみている。バックアップカメラからのデジタルデータや白線検出器からのデータなどを処理するLSIをはじめとして賢い処理のロジックLSIなどNvidiaのチップを先頭に市場は伸びている。このロジックLSIが車載半導体をけん引しており、2018年にはクルマ1台当たり540ドルの半導体が使われるようになるとみている。

3番目に伸びる製品は、ワイヤレス通信向け専用アナログICであり、23%で成長するという見方を示している。インターネットへの接続をはじめとしてワイヤレス通信はますます需要が増えていくことがその要因である。

参考資料
1. Seven IC Products to Outpace Total 16% IC Market Growth in 2018 (2018/09/18)

(2018/09/19)

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