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スマホが回復、iPhone数量は2018年1Qに4%増、売上額は14%成長

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2018年第1四半期のiPhoneは4%増となり、前四半期の横ばいからプラス成長に転じた。スマートフォン全体では1.3%増だが、これはSamsungが0.3%減と市場シェアを落としたことが最も大きい。これは市場調査会社のGartnerが発表したもの。

表1 世界のスマホ市場 上位5社 単位は1,000台 出典:Gartner


Appleの決算資料によると、iPhone出荷数量は、Gartnerが発表した数字とは少し違い、前年同期比2.9%増となっている。ただしiPhoneの売上金額は同14.4%増である。また、前四半期では、iPhoneの数量は同1.2%減とわずかに落ちたが、その売上額は同13.2%増となっている。iPhoneの数量が減ったにも関わらず、売り上げが増加したということは、iPhoneの単価が増加したという意味である。

2018年第1四半期になり、iPhoneは出荷額・出荷数量ともプラス成長に転じた。2017年全体のスマホ市場では金額がさほど落ちなかったが、出荷数量は横ばいと伸びなかったが、2018年は数量も伸びそうな気配である。

その大きなサインの一つが、メモリ単価が値上がりから値下がりへと転じたことだ。メモリは本来、発売時から徐々に単価が下がってくるビジネスである。生産歩留まりが上がるからだ。昨年は異常ともいえる単価の値上がりが続いてきたが、パソコン向けのDRAM価格は、年初から1割下がったと6月8日の日本経済新聞が報じている。スマホ向けのDRAMも値下がり傾向にあるとしている。

メモリ価格の値下がりはこれまで、用途や数量の拡大を呼び込み、生産量も売り上げも増えてきた。2017年はスマホの売れ行きが決して止まったわけではない。DRAMの値上げに乗じてスマホも値上がりしたため、消費者が買い控えしていただけにすぎない。DRAMが下がり、スマホの価格も下がれば、スマホの数量はさらに成長していく。IoTやデジタルトランスフォーメーションなど、データを可視化する道具としてスマホは欠かせない存在になっているからだ。スマホの時代はまだまだ続く。

(2018/06/08)

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