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中国のファブレス半導体、年率20%成長が続く

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ファブレス半導体業界における中国の設計業界は2016年前年比24.1%増、2017年は同22%増、2018年も同20%増で成長を続けていく。こんなショッキングなレポートを台湾の市場調査会社TrendForceが発表した。

表:2017 Ranking of China's IC Design Companies by Revenue

図1 中国ファブレス半導体ランキング 出典:TrendForce


上位3社のHiSiliconとSpreadtrum、Sanechipsは、セルラーネットワークのモデムを得意とし、HiSiliconはスマートフォンや通信機器の華為技術の小会社である。Sanechipsは同じく通信のZTEの小会社であるHiSiliconは、すでに10nmプロセスを使ったハイエンドチップを設計している。

トップ10位の中でもトップのHiSiliconは、スマートフォン用のアプリケーションプロセッサKirinチップで大きく成長し、前年比27.72%の伸びを示しそうだ。KirinチップはハイエンドのICであり、QualcommやMediaTekと競争し、中国市場で勝ったことによる。このおかげで、QualcommやMediaTekのアプリケーションプロセッサの売り上げは大きく落とした。加えて、HiSiliconは華為の売り上げ向上にも貢献している。

一方、ミッドレンジからローエンドを追求していた、Unigroup Spreadtrum RDAは、12%減と大きく落としそうだ。これに対して、スマホよりも通信機器に強いSanechipsは33.9%増と大きく成長し、親会社のZTEの通信機器に食い込んでいる。

他のファブレスはどうか。前年比9.87%増と堅実な売り上げを示すとみられる、第4位のHuada Semiconductorは、スマートカードやセキュリティチップ、アナログ回路、ディスプレイ回路などで売り上げを伸ばすという。5位のGoodixはスマートセンサ向けの指紋センサチップで売り上げを大きく伸ばし、27.48%増となりそうだ。前年比42.67%という非常に高い成長率を示し10位に入ったGigaDeviceはNORフラッシュと32ビットマイコンで伸ばし、21億人民元(1人民元は約17.25円)の売り上げを示す。

ファブレス半導体は、中国企業といえどもプロセスノードの微細化にも対応できることから、これからも大きく伸びそうだ。2018年も20%成長をTrendForceは予想している。中央政府のICファンドは第2フェーズに入り、IC設計支援はさらに続くことになる。特に、今後はIoTやAI、自動車エレクトロニクスなどへの投資が活発になりそうだ。

(2017/12/21)

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