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DRAMの売上成長はまだ天井知らず、半導体景気は続く

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今日の隆盛をけん引しているDRAMの第3四半期における世界の売上額が前四半期比16.2%増という驚異的な伸びを依然として見せている。DRAMの契約価格も同5%増であるため、今は生産量も伸びて来たことから売り上げ増に大きく貢献しているが、生産量が伸びてもまだ需要が旺盛だということになる。

図1 世界のDRAMメーカーは寡占化状態 出典:DRAMeXchange

図1 世界のDRAMメーカーは寡占化状態 出典:DRAMeXchange


DRAMの販売額を発表したのは、市場調査会社TrendForceのメモリ調査部門であるDRAMeXchange。DRAMでは韓国のSamsungとSK HynixがDRAM市場全体の74.5%というシェアを握り、第2四半期の73.5%よりもさらにシェアを高めている。前四半期比ではSamsungが15.2%増の88億ドルに対して、SKが22.5%増も55億ドルとSamsungとの差を少し詰めている。この韓国2社はMicronや台湾勢に対しても差を広げているが、例えばSKとMicronの平均単価ではSKの方が高いからだとDRAMeXchangeは見ている。

第4四半期も勢いは止まらず、価格は10%値上がりするだろうとみている。特にけん引するのはiPhone Xに代表されるスマートフォンで、モバイルDRAM価格は10〜20%値上がりする見込みであり、それでもスマホメーカーはその契約額を飲まざるを得ない状況のようだ。スマホにつられて、パソコン用のDRAMもモジュールで平均30.5ドルと前期比より7%も値上がりするという。加えてサーバーDRAM市場もこの第4四半期は6〜10%値上がりするだろうという。

特にサーバー用のDRAMは第3四半期における販売額は、前四半期比25.5%増と絶好調で、トップのSamsungは28.4%増の25.5億ドル、SK Hynixが30.1%増の18億ドル、Micronは13%増の12億ドル、と大きく伸ばした。

現在の半導体景気はDRAMやNANDフラッシュの「メモリ景気」であることは間違いない。需給バランスはまだ満たされていない。このことは他の半導体も売り上げ増につながっており、世界の半導体景気は少なくとも第4四半期も好調さを維持することは間違いないだろう。

(2017/11/16)

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