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半導体製造装置の販売はピークを迎えたか?

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2017年9月における北米製と日本製の半導体製造装置の販売額は、共にやや一段落した、という傾向を示した。それでも前年比では、北米製が36%増の20億3110万ドル、日本製は20%増の1589億2900万円という数字である。

図1 日米半導体製造装置販売額 出典:SEMIとSEAJの発表数字を元にセミコンポータルがグラフ化

図1 日米半導体製造装置販売額 出典:SEMIとSEAJの発表数字を元にセミコンポータルがグラフ化


今回の結果に対して、SEMIのプレジデント兼CEO(最高経営責任者)であるAjit Manocha氏は、「9月の数字は6月から12%落ちているが、2017年の第3四半期までの9ヵ月の累計額は、2016年全体の金額を超えた」と述べている。

半導体製造装置販売額は、日米共に3ヵ月の移動平均を表しており、マイナス傾向は大きく落ちていくことを表している。Manocha氏は落ちている傾向に対しては何もコメントしていない。北米の販売額は6月の23億ドルをピークに徐々に低下していっていることがやや懸念材料かもしれない。

日本製の半導体製造装置は、5月に1707億円のピークを迎え、その後は一進一退を繰り返しており、今がピークの時期のように見える。しかし、売れなくなった、という話はまだ出てきていないようで、ピークが高原のように長く続く可能性もある。

(2017/10/24)

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