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Siウェーハの出荷面積は過去最高、第3四半期の半導体売上も同様に

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2015年第2四半期(4〜6月)におけるシリコン(Si)ウェーハの出荷面積が過去最高の27億200万平方インチに達した、とSEMIが発表した。前期比(2015年第1四半期)で2.5%増、前年同期比4.4%増加した。

図1 シリコンウェーハ出荷面積の推移 出典:SEMI

図1 シリコンウェーハ出荷面積の推移 出典:SEMI


上半期で比較すると、2015年は2014年より7.8%増加した。SEMI Silicon Manufacturing Group (SMG)会長で、SUMCO営業本部海外営業部第1グループ担当部長の矢田銀次氏によると、「2四半期連続してシリコンウェーハ出荷面積は大きく成長した」。

前回、今年の第1四半期のシリコンウェーハ面積が発表された時に、半導体売上額とシリコンウェーハ面積とが3ヵ月遅れで相関がありそうだと述べた(参考資料1)。その際、シリコン面積は2014年第4四半期を底に、2015年第1四半期は上昇傾向を示したため、2015年第2四半期の半導体売上額も上昇傾向を示す、と述べたが、その通りになった(図2)。


図2 ウェーハ面積は半導体売上額に3ヵ月先行 出典:セミコンポータル

図2 ウェーハ面積は半導体売上額に3ヵ月先行 出典:セミコンポータル


この説が正しければ、今年の第3四半期の半導体売上額はさらに上向くことになる。この説の根拠は、シリコンウェーハが投入されてから半導体製品として出荷され売り上げが立つまでおおよそ3ヵ月と見ていることにある。今の所、シリコンウェーハ面積は上向きであるから、半導体市場は悲観的になる必要はそうないだろうと見る。

参考資料
1. ウェーハ出荷面積は半導体売上の先行指標 (2015/05/19)

(2015/08/12)

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