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半導体製造装置の受注額・販売額とも高値安定だが、直近は要注意

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2014年5月の日本製半導体製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオは、それぞれ1160億4500万円、1416億700億円、0.82という結果だった。これらの数字は3ヵ月の移動平均。4月からの消費増税に向けて3月に現れたピークが駆け込み需要だとすると、5月までの3ヵ月間に渡って影響が出ることになる。

図1 日本製半導体製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ

図1 日本製半導体製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ


受注額は、これまでの推移から高値安定といえる。販売額もこの3ヵ月の移動平均が高値安定を見せているため、B/Bレシオはほぼ同様の0.82~0.83を維持している。これらの事実から、4月、5月の実販売額は1〜2月並みだといえそうだ。

ただし、直近の6月に入ってからは売れなくなっているという情報もあり、予断は許さない。

日本製FPD製造装置は、受注額が高値安定という状態が続いている。5月における受注額・販売額・B/Bレシオは、それぞれ307億5800万円、248億7300万円、1.24という数字である。グラフの傾向を見る限り、販売額が増加してきており、B/Bレシオは健全な数字を推移している。


図2 日本製FPD製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ

図2 日本製FPD製造装置の受注額・販売額・B/Bレシオ 出典:SEAJ


スマホの成長が続く限り、ディスプレイ産業も活発な投資が行われ、製造装置も活況を呈している。ただし、半導体製造装置ともども、推移を見守る時期である。

(2014/06/20)

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