人工知能と数理脳科学
~ニューロモルフィック
ハードウエア研究への期待~
合原 一幸
東京大学
生産技術研究所教授
本講演では、まずはじめに人工知能と脳の違いに関して議論するとともに、その差を埋めるための数理脳科学の可能な役割について概説する。次に、これをもとに、これからの人工知能研究におけるニューロモルフィックハードウェア研究への期待を述べる。
新しい集積回路で
左脳と右脳を創る
黒田 忠広
慶應義塾大学
理工学部教授
科学技術振興機構(JST)事業のACCELでは、プログラムストア方式の左脳型コンピュータと仮想布線論理方式の右脳型コンピュータを1つのパッケージに集積した脳型推論システムを創出し、左脳と右脳が相互補完する新しい情報処理の原理を探究します。本講演では、そのための新しい集積回路とコンピュータについてお話します。